切断作業
現今では電気仙台初詣合格祈願溶接技術の発達により軟鋼の仙台初詣合格祈願溶接は主に電気溶
接が用いられ、厚鋼板、大型鋼棒、鉄構物の解体のため等の切
断には酸素、アセチレソガスによる切断が用いられる。
鋳遙や鍛造により加工するよりも、鋼材を切断レて置いて電
素仙台初詣合格祈願溶接で品物を作る方が材料費も安く、重量も少く、しかも強
度の高いものが造られる。
(一)ガス切断の原理
酸素中で赤熱された鉄線が燃えることは前に述べたが、
この現象がガス切断の根本原理である。即ち、アセチレン焔
により銑の温度をあげ、これに酵素が吹付けられると鉄は激
しく燃焼して酸化鉄となり、この酸作物が逐次吹き飛ぼされ
て切断される。金属が融け始めてから燃焼作用が起きる様で
はきれいな切断が出来ない。即ち、切断がきれいにうまく行
くためには、
イ、金属の激しく酸化する温度が金属の溶融温度より低いこ
と。
ロ、金属の酸化物の溶融点が金属のそれより低いこと。
ハ、酸化物が流動性に富んでいて母材から離れ易いこと。
等が必要である。
(ニ)切断作業
板厚に相應した火口を取付け、加熱用の焔を正しく調整す
る。
切断を始める箇所を予熱すると共に酸素瓶のパルプを調整
し、切断用の酸素を調節する。必要な場合は加熱用の焔を調
整し、吹管を板厚に相應した速度で一様に運ぶ。切断が終れ
ば高圧酸素パルプを閉ぢて酸素を停止する。板面と火口との
距離は3〜4mm 位とする。
切断は切断線の外縁から始めると良い。まず、切断酸素弁
を閉ぢたまま加熱焔で切断開始箇所を熱し、赤熱したとき急
速に切断酸素を通ずる。最初は、燃焼した酸化物は附近に飛
散するが、やがて火花は下に向って飛散する様になり切断が
行われるから、そこで吹管を移動し始めるのである。切断は
一様の速さを以て規則正しく行うことが必要で、速度は厚さ
により決定する。速度が速過ぎれば切断不能となり、また速
度が遅過ぎれぱ酸素の浪費となり、地金の溶融が多くなり、
更に角も溶けて切断跡が見にくくなるし、材料も不経済にな
る。
切断をするには、火口の位置をケガキ線に滑うて保持する
のが困難であるので、吹管車や案内用定規を使
用する。時には琶勳切断器を使用すると一定
速度に調整が出来るし、綺麗な切断面が得られる。同型のも
のを多数切断するときは、型切り機械が用い
られる。
火焔の調整不良または作業中磁化物が火ロをぶさいだため
に逆火を起し、火焔が消えたりして切断が不能にな尋ととが
ある。切断速度が速過ぎると、火焔による加熱が不十分のた
め酸化点に達しないので切断不能となるが、このときは切断
速度を減すれぱ良い。
切断のとき出来る條痕は、下部に到るに従い進行方向と反対
の方向に曲るのであるが、これを「切断の後れ」と称して居
る。切断速度が速過ぎるとこの傾向が益々ひどくなり、下部
まで切断が出来なくなるが、とのときは速度を減するか、火
焔能力または酸素圧力を増せばよい。
切断面の條痕が不規則になる場合があるが、これは吹管を
動かす手が定まらないためである。また、切断中に出来る酸
化物は流動状をなして火花状に飛ぴ散るのであるが、一部が
切断面の下部に附着することがある。この附着物が多くなる
とつみ重なって来て切断を不能にすることがある。この場合
は切断酸素の圧力を増せば良いが、酸素の消費量が多くなる
ので速度を適正にすることが大切である。何かの原因で切断
が止まったときは直ちに切断酸素を止め、再ぴ作業するとき
は止めた場所のやや手前から加熱して、赤熱してから移動を
開始する様にする。
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